理念に共感することの危うさ
採用について · 2024/02/08
採用ブランディングにおいて、企業の理念を前面に押し出すことは大変有効です。その理念に共感して入社してくれる方も大変多く、企業理念はなくてはならないものだと考えます。一方で、採用後の定着においてはどうでしょう。 理念に対する共感が「ある」「なし」という有無の先にあるものは、「それを本人はどう感じるのか」という受け取りと「それによりどう行動するか」という判断を伴った自身のアクションです。理念に共感していても、望むようなアクションや捉え方をするとは限らないということです。 理念に共感してくれたからよい、悪い、ではなく、そこをフックに「自社でどう活躍してもらえるのか」を確かめていき、配属をするということまでが採用から定着には必要な考え方ですね。 もうすぐ春ですね。新入社員が入ってくる時期です。みなさまは定着のための施策は打てていますか?

東京都港区の人材採用で使える助成金
助成金 · 2023/10/11
実は市町村も国や都道府県とは違った助成金や補助金を用意していることがあります。金額の大きさからか申請がそこまで難しくなくないものがあります。弊社のある港区では、人材採用の際に人材紹介会社に支払いをした成功報酬フィーをカバーしてくれる補助金があります。東京都港区内に事業所があることや、1年以上事業を営んでいること、税金等の滞納がないことなどが要件となっています。成功報酬に関する補助金は上限100万で補助率は2/3です。また、それとは別で求人情報サイト等の利用についての補助金もあり、その場合は40万が上限で補助率は同じく2/3となっています。 ぜひトライしてみてください。また、どのような求人情報サイトに依頼したらよいか等の選定にお悩みの場合は弊社にご相談くださいませ。

東京都の助成金の案内
助成金 · 2023/10/10
助成金というと厚生労働省の管轄のものをイメージされる方も多いと思いますが、実は都道府県や市町村ごとにも様々な助成金があります。例えば、東京都であればお勧めしたいのが育児休業に関する助成金です。公益財団法人東京しごと財団の「働くパパママ育業応援奨励金」というものがありますが、こちらは都内に常時雇用する従業員を2名以上かつ6か月以上継続して雇用し、都内で事業を営んでいる企業が対象です。合計一年以上の育業で125万円支給の「働くママコース」や、二人がそれぞれ合計30日以上の育業などを実施すると80万円、5人まではプラス加算があり最大170万円の「もっとパパコース」などがあります。助成金んや補助金などは「通常以上の労務整備を行うこと」が要件となっていることがほとんどですので、ただもらえるだけというものではなく、一部事業主には義務が発生しますので、その点はご留意ください。経営戦略上の施策を邪魔しないことが大前提ではありますが、育休を推奨したい都内の事業主の方はぜひトライして頂ければと思います。助成金等を活用して、よい労働環境整備を推進しましょう。

特定社会保険労務士とは?
雑記 · 2023/09/22
特定社会保険労務士についてあまり知られていないと思うので、ご紹介です。特定社会保険労務士とは、個別労働紛争における代理人としての業務が認められた社労士のことを言います。もちろん通常の社労士業務も行います。 個別労働紛争等が増加したことにより2005年にADR法が制定され、2007年には社会保険労務士法が改正。紛争解決手続代理業務試験に合格をし、かつ付記申請をした社労士に対して、紛争解決手続きの代理業務が認められることになりました。 もちろん対応可能範囲には非弁行為とならないよう要件があります。 特定社労士になるには、まず弁護士の先生が講師となったゼミナールでは、最高裁判例や労働基準法、労働契約法などの読み解き、課題の紛争事案を独自の考えでどう解決へと導くのかを起案書や答弁書にまとめることなどを行います。 実際の試験では、持参できるのはボールペン1本のみで、初めて見た紛争事案について、どの法律のどの条文に基づく問題であるかを考えて解答用紙に2時間で書き込みます。 社労士と言えば手続きをイメージされる方も多いと思いますが、トラブルについても対応ができます。ぜひご相談ください。

採用から定着へ
人事評価制度 · 2023/09/20
人手が不足しているというお声が多数ありますね。しかしヒアリングをすると人が採用できないというお悩みなのかと思いきや、人が辞めていくというお悩みということもあります。また、辞めていく理由が「成長できないと思ったから」など、先のキャリアを考えて退職をするパターンも多くあります。この会社は自身が成長でき、望むキャリアを実現できると思ってもらうには仕組みや見せ方がとても重要です。人事制度はそのひとつであり、中でも評価制度は大変有効なツールです。「評価」というよりも「納得してもらう」ためのツールと言ったほうが良いかなと思います。人が育つことで事業経営に反映されます。採用をしたそののちのことが、まだ決まっていないような企業様は、ぜひぜひ人事制度のご相談、お待ちしています。

エンジニアの中途採用
採用について · 2023/01/27
昨今は人手不足でどの業界も大変ですね。特にエンジニアの中途採用はかなり苦戦している会社が多いのではないでしょうか。ことエンジニアでマネジメントできる人材となると、倍率が43倍とかなんとか。。採れる気がしません。中小企業からすれば「大手には給与面でかなわない」と思うでしょうし、大手は大手で「別の大手のほうが給料が高い」と思うでしょう。確かに働くうえで、給与は大事ですが、人間はお金のためだけに働くわけではありません。やりがい、スキルアップ、人に喜ばれたときなど、働く理由が他にもあります。現に給与が高くても退職する人はたくさんいます。スタートアップであれば裁量や打席に立てる数などは、働くうえでとても魅力だと思います。また、いろいろと出来る人は会社にとって便利な人ではありますが、そんな人はなかなかいません。育成枠をつくり自社で育てるノウハウを持つことは、先々の採用活動で必ず強みになるので、ぜひ考えていただきたい点です。ご相談承ります。

品川区採用セミナーに登壇します
採用について · 2023/01/13
令和5年2月27日に、品川区でセミナー登壇します。採用において大切な自社の魅力を伝える、という求人票を実際に書いてみるというものです。頭でわかっていても実際に書いてみる、となるとなかなかうまくできないことも多いです。また、自分だけで考えていても割と煮詰まります。また、時間がなくて後回しにしている方も、この機会を利用していただくことで、向き合う時間として頂ければと思います。

採用について · 2022/11/11
みなさんの会社に、ホームページはありますでしょうか? その中に、採用のページはありますでしょうか? ハローワーク、採用媒体などから御社のことを知った求職者の方は、必ずその企業のホームページを検索します。 応募する前に、本当に応募していいのかを確認するためです。 ①本当にその会社が存在するのかどうか ②どんな会社で安定性や将来性があるのか...
あっせん開始通知書が届いたら
中小企業支援 · 2022/11/01
退職した元従業員から、解雇無効や未払い残業代請求などを理由として、あっせん開始通知書が届いたら、正直焦りますよね。辞めた後になってなぜ・・・と思うかもしれませんが、雇用関係が存在しているときには本音が言えないことが多々あるのだと思います。 あっせんはいわゆる裁判に比べて早く、費用をかけずに和解をすることを目的としている制度で、「特定社労士」という資格があれば対応ができます。弁護士の方にお願いすることももちろん可能ですが、社労士であればその後の労務整備(就業規則の見直し、賃金の支払い方のチェックなど)を実施することで、同じようなことが起きないような対策まで細かく講じられます。 ご自身ですべて対応することももちろん可能ですが、本来の事業経営がストップしてしまうことになります。経営者の時間はその事業拡大にのみ使うべきと思います。タイムマネジメントのためにぜひ特定社労士へのご依頼を。

障害年金の申請に障がい者手帳は必要?
ダイバーシティ · 2022/10/27
障害児を持つ親御さんと障害年金のお話をしていた際に、障碍者手帳の等級が高いから障害年金も一級になると思われていたようなので、障害年金についてのご説明をしました。 障害年金の等級については、https://www.nenkin.go.jp/service/pamphlet/kyufu.files/LK03-2.pdf こちらのサイト7ページにあるように、障害手帳の等級と同じではありません。障害年金は国の年金制度であり、障がい者手帳は地方自治体の制度なので、別の基準になります。また、障がい者手帳がないと障害年金を申請できない、というのも間違いです。国民年金法施行令別表にある「障害の程度 一級の障害の状態」に当てはまるかどうかを病歴申立書や医師の診断書などを提出し、認められれば一級と認定される、という流れです。ですので、障がい者手帳がないとか、障がい者手帳の等級が低いからもらえない、ではありません。また、障害年金をもらうことで、生活と体調のバランスを整えて、自分らしい社会への参加のかたちを模索できる可能性があります。

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